企画書を作る
頭の中のアイデアを、メンバーや協力してくれる人に伝わる企画書にまとめます。書く項目と順番、A4一枚にまとめるコツ、よくある失敗を案内します。
企画書は、えらい人を説得するための書類じゃないんだ。まずは、仲間と同じ絵を見るための地図だと思って書くといいよ。
こんなときに
- アイデアはあるけど、メンバーにうまく説明できない
- 会場や協力団体、助成金の窓口に企画を説明する必要がある
- 話し合うたびに、企画の中身がぶれる
- 去年の企画が、どういう考えで作られたのかわからない
なぜやるの?
企画が頭の中にあるうちは、人によって思い描いているものが少しずつ違います。書き出してみると、決まっていないことや、人によって違って考えていたことが見えてきます。
企画書があると、協力してくれる人や会場、お金を出してくれるところにも説明しやすくなります。次の年に同じイベントをやるときにも、「なぜこうしたのか」がわかる記録になります。
始める前に
用意するもの
- 届けたい相手について、わかっていること(地域の声を聞くで聞いたことなど)
- 日時・場所・予算の、だいたいの見込み
実際にやってみる
-
目的を1〜2文で書く
いちばん大事な部分です。「誰の、どんな困りごとや願いに対して、何をするのか」を書きます。
例:放課後に安心して勉強できる場所がない中学生のために、月1回、公民館で自習会を開く。
-
企画書の項目をうめる
A4一枚に、次の項目を順番に書きます。全部うまらなくても、まずは書けるところから書きます。
項目 書くこと 企画名 ひと目で内容がわかる名前 目的 誰の、何のために 対象 来てほしい人、人数の目安 内容 当日に何をするか 日時・場所 決まっていなければ候補 体制 誰が何を担当するか お金 入ってくるお金と、出ていくお金の見込み 広報 どうやって知らせるか 振り返り 終わったあと、何で「良かった」と判断するか -
目的と内容がつながっているか確かめる
書き終えたら、目的と内容を見比べます。たとえば目的が「新しい人とつながる」なのに、内容が常連さんだけで盛り上がるものになっていないか、を確認します。
-
メンバーに見てもらう
企画書を共有して、意見をもらいます。「よくわからないところ」に印を付けてもらうと、説明が足りない部分がわかります。
-
決まったら、版を付けて保存する
意見を反映したら、ファイル名に版(v1、v2など)を付けて団体のフォルダに保存します。外に出す場合は、内部のメモ(担当者の個人的な事情など)を消してから渡します。
よくある失敗
- 内容から書き始める:「何をやるか」だけが詳しく、「なぜやるか」が空っぽになりがちです。目的から書きましょう
- 全部を一人で書く:書いた人の企画になってしまい、ほかの人が関わりにくくなります。下書きの段階で見せましょう
- 振り返りの項目がない:終わったあとに「良かったのか」がわからなくなります。何を見れば判断できるか、最初に決めておきます
ポイント
- 企画書は、仲間と同じ絵を見るための地図
- 目的(誰の、何のために)を最初に1〜2文で書く
- A4一枚に、対象・内容・体制・お金・広報・振り返りをまとめる
- 目的と内容がつながっているかを、最後に確かめる