予算を作る
イベントや1年間の活動に、いくら必要で、どこからお金が入るのかを表にまとめます。費目の分け方、見込みの立て方、予備費、予算と実際のずれの扱い方を案内します。
「たぶん足りるでしょ」で始めて、最後に代表が自腹で埋める。これがいちばん続かないパターンなんだ。
こんなときに
- イベントや活動に、いくらかかるのかわからない
- 参加費をいくらにすればいいか決められない
- 助成金の申請で、予算書の提出を求められた
- 終わってみたら赤字で、誰かが自腹で補っていた
なぜやるの?
予算は、お金の見通しです。始める前に見通しを立てておくと、足りない分をどう補うか(参加費、寄付、助成金など)を前もって考えられます。
予算がないまま進めると、足りなくなったときに、まとめ役や代表が自分のお金で埋めることになりがちです。それが続くと、その人は疲れてしまい、活動も止まってしまいます。
予算をメンバーと共有しておくと、お金の使い方について、みんなが納得して判断できるようになります。
始める前に
用意するもの
- 活動の内容(企画書があればそれ)
- 去年の収支の記録(あれば)
- 会場費や印刷代などの見積もり
実際にやってみる
-
出ていくお金(支出)を書き出す
活動に必要なものを、費目ごとに書き出します。
費目 例 会場費 公民館の使用料、備品の使用料 材料・消耗品費 材料、文房具、紙コップ 印刷費 チラシ、資料 保険料 行事用の保険 交通費 講師やスタッフの交通費 謝礼 講師へのお礼 通信費 郵送代 予備費 思いがけない出費のため -
入ってくるお金(収入)を書き出す
参加費、会費、寄付、助成金、事業の売上などを書き出します。まだ決まっていない収入は「見込み」と書いておきます。
-
収入と支出を比べる
支出の合計が収入より多ければ、足りない分をどうするか決めます。参加費を見直す、支出を減らす、寄付や助成金を探す、などです。誰かの自腹を前提にしないことが大切です。
-
予備費を入れる
見積もりより高くなることはよくあります。支出の合計の1割くらいを、予備費として入れておくと安心です。
-
メンバーで確認して決める
予算を会議で共有し、決めます。決めた予算は、団体のフォルダの「お金」に保存します。
-
実際の金額と比べる
活動が終わったら、予算と実際にかかった金額を並べて比べます。大きくずれた費目は、理由をメモしておくと、次の予算づくりの役に立ちます。
参加費の決め方のヒント
- 参加費だけで全部をまかなうと、参加しにくくなる人が出ることがあります。誰に来てほしいのかを考えて決めましょう
- 無料にする場合も、その分のお金がどこから出ているかを、予算の上で見えるようにしておきます
ポイント
- 予算は、始める前のお金の見通し
- 支出を費目ごとに、収入を出どころごとに書き出して比べる
- 足りない分を、誰かの自腹で埋める前提にしない
- 予備費を入れ、終わったら実際の金額と比べる