記録・引き継ぎ

活動を引き継ぐ

代表や担当が交代するときに、仕事・情報・お金・アカウント・人とのつながりを、次の人へ渡します。早めに始める理由、引き継ぎの項目、交代後のフォローまで案内します。

版 1.0更新 改善の提案を受付中

さとる

引き継ぎがうまくいかないと、次の人はゼロから手探りになる。前の人のところに、何年も電話がかかってくることもあるんだ。

こんなときに

  • 代表や会計など、役員が交代する
  • 中心で動いていた人が、仕事や引っ越しで活動を離れる
  • 学生の団体で、卒業の時期が近づいている
  • 「あの人しかわからないこと」が多いと感じている

なぜやるの?

活動は、人が入れ替わりながら続いていきます。引き継ぎがうまくいけば、次の人は前の人の経験の上から始められます。

引き継ぎがうまくいかないと、次の人は手探りで同じ苦労をくり返し、前の人も活動から離れきれません。どちらにとっても負担が大きく、活動が止まるきっかけにもなります。

引き継ぎは、交代のときだけの作業ではありません。ふだんから「自分しか知らないこと」を減らしておくことが、いちばんの引き継ぎ準備です。

始める前に

時期を決める

交代の直前ではなく、数か月前から始めます。前の人と次の人が、一緒に動ける期間があると安心です。

実際にやってみる

  1. 引き継ぐものを書き出す

    次のような項目に分けて書き出します。

    分類引き継ぐもの
    仕事年間の仕事の流れ、毎月やること、やり方のメモ
    情報資料の置き場所、会則、議事録、名簿の場所
    お金口座、通帳と印鑑の保管場所、会計の記録、未払い・未収のお金
    アカウント団体のメール、SNS、各サービスのログイン情報の管理方法
    人とのつながり会場の担当者、協力団体、行政の窓口、地域の関係者
    進行中のこと申請中の助成金、予約済みの会場、約束していること
  2. 一緒にやって、見せる

    メモを渡すだけでは伝わらないことがたくさんあります。交代前の期間に、次の人と一緒に仕事をして、やり方を見せます。次は次の人がやり、前の人が見守ります。

  3. アカウントとお金の名義を移す

    ログイン情報の管理者、口座の名義、各サービスの登録者などを、次の人に切り替えます。個人の名前で登録しているものがあれば、この機会に団体の名義に移します。

  4. 人とのつながりを紹介する

    会場の担当者や協力団体など、大事な相手には、前の人と次の人で一緒にあいさつに行きます。名前と連絡先の一覧だけより、ずっとスムーズになります。

  5. 交代後も、相談できる期間を決める

    交代後しばらくは、前の人に相談できる期間を決めておきます。期限を決めておくと、前の人も安心して離れられます。

  6. 引き継ぎのメモを残す

    使った引き継ぎの一覧は、団体のフォルダに保存します。次の交代のとき、この一覧がそのまま役に立ちます。

ふだんからできること

  • やり方のメモを、作業のたびに少しずつ書いておく
  • 大事な仕事は、2人がやり方を知っている状態にしておく
  • ファイルやアカウントは、最初から団体の名義で作る(団体用Googleアカウントを作る)

ポイント

  • 引き継ぎは交代の数か月前から始め、前の人と次の人が一緒に動く期間をつくる
  • 仕事・情報・お金・アカウント・人とのつながり・進行中のことを書き出す
  • 個人の名義になっているものは、この機会に団体の名義に移す
  • ふだんから「自分しか知らないこと」を減らしておくのが、いちばんの準備

使えるもの

コピーして、自分たちの団体に合わせて書きかえて使えるように準備しています。

  • 引き継ぎチェックリストチェックリスト
    準備中
  • Google Driveフォルダ例実際の例
    準備中

実際の例を見る

準備中

実際の活動で使われた資料を、個人情報を取り除いてから、なぜそうしたのかの解説と一緒に掲載する予定です。

現場ではこうしてる

募集中

「自分たちはこうしている」「ここで困った」「こう変えたら楽になった」。あなたの現場の工夫を教えてください。届いた声は、このページを良くするために使います。

あなたの実践を教える →

この方法が正解なの?

団体によって、人数も活動の内容も違います。ここでは、まず試しやすい形を紹介しています。自分たちに合わなければ、使いやすいように変えてください。最後に決めるのは、活動しているあなたたちです。

このページは、みんなで育てています

誰かの実践を、次の誰かの道具に。使ってみて気づいたことが、次の人の役に立ちます。

  1. 使う
  2. 自分たちに合わせて変える
  3. 試す
  4. 共有する
  5. 反映する
  6. 次の誰かが使う

版 1.0公開 2026.10.03改善に協力した人・団体:まだいません利用条件:CC BY 4.0