お金を管理する

会計を管理する

小さな団体のお金の出入りを、誰が見てもわかる形で記録します。収支管理表のつけ方、領収書の保管、現金の扱い、会計報告と監査の流れを案内します。

版 1.0更新 改善の提案を受付中

さとる

会計は、疑われないためだけにやるんじゃないんだ。ちゃんと記録してあると、担当している人自身を守ることにもなるんだよ。

こんなときに

  • お金の出入りが、担当者の頭とレシートの束の中にしかない
  • 会計担当を引き継ぐことになった
  • 総会で会計報告をする必要がある
  • 会費や寄付が増えてきて、管理が不安になってきた

なぜやるの?

会費や寄付は、メンバーや地域の人からの信頼の形です。どう使われたかがわかると、安心してお金を出してもらえます。

記録がないと、お金が足りないのか余っているのか判断できず、間違いが起きたときにも原因がわかりません。また、記録がきちんとしていれば、会計担当の人が疑われたり、一人で抱えこんだりすることを防げます。

始める前に

用意するもの

  • 収支管理表(スプレッドシートか、出納帳のノート)
  • 領収書やレシートを貼る台紙やファイル
  • 団体の口座(まだなら団体口座を作る)

決めておくこと

  • 会計年度(例:4月1日から翌年3月31日まで)
  • 会計担当と、確認する人(監査)
  • いくら以上の支出は、事前に相談するか

実際にやってみる

  1. 収支管理表の列を決める

    お金が動くたびに、1行ずつ記録します。

    日付内容費目収入支出残高証拠
    4/10年会費(5人分)会費5,0005,000名簿
    4/15チラシ印刷印刷費1,2003,800領収書1

    費目は、予算と同じ分け方にしておくと、あとで比べやすくなります。

  2. 領収書に番号を付けて保管する

    領収書やレシートに番号を付け、表の「証拠」の列に同じ番号を書きます。台紙に貼るか、写真を撮って共有フォルダに保存します。領収書がもらえない支出は、日付・金額・内容・支払った人を書いたメモを残します。

  3. 立て替えのルールを決める

    メンバーが立て替えた場合は、領収書と引き換えに精算します。精算は月に1回など、まとめて行うと手間が減ります。

  4. 現金はなるべく口座に入れる

    手元の現金が多いと、なくしたり、数が合わなくなったりしやすくなります。受け取ったお金はなるべく早く口座に入れ、支払いも口座からにします。現金を扱う場合は、必ず2人で数えます。

  5. 毎月、残高を合わせる

    月に1回、表の残高と、通帳や手元の現金が合っているかを確かめます。合わないときは、その月のうちに原因を探します。

  6. 年度の終わりにまとめて報告する

    年度の終わりに、費目ごとの合計を出して会計報告を作ります。監査の人に、表と領収書と通帳を見てもらい、確認したことを書いてもらいます。総会でメンバーに報告します。

ポイント

  • 会計の記録は、お金を出してくれた人への説明であり、担当者を守るものでもある
  • お金が動くたびに、日付・内容・費目・金額・証拠を記録する
  • 領収書に番号を付け、表と結びつけて保管する
  • 毎月残高を合わせ、年度末に監査を受けて報告する

使えるもの

コピーして、自分たちの団体に合わせて書きかえて使えるように準備しています。

  • 収支管理表表
    準備中
  • 予算書表
    準備中

実際の例を見る

準備中

実際の活動で使われた資料を、個人情報を取り除いてから、なぜそうしたのかの解説と一緒に掲載する予定です。

現場ではこうしてる

募集中

「自分たちはこうしている」「ここで困った」「こう変えたら楽になった」。あなたの現場の工夫を教えてください。届いた声は、このページを良くするために使います。

あなたの実践を教える →

この方法が正解なの?

団体によって、人数も活動の内容も違います。ここでは、まず試しやすい形を紹介しています。自分たちに合わなければ、使いやすいように変えてください。最後に決めるのは、活動しているあなたたちです。

このページは、みんなで育てています

誰かの実践を、次の誰かの道具に。使ってみて気づいたことが、次の人の役に立ちます。

  1. 使う
  2. 自分たちに合わせて変える
  3. 試す
  4. 共有する
  5. 反映する
  6. 次の誰かが使う

版 1.0公開 2026.10.03改善に協力した人・団体:まだいません利用条件:CC BY 4.0